
体で愛して!
第5章 素直にぶつけて
「ねぇ」
美穂がこちらを覗き込んでくる。
「…ん?」
「ちゅーしたいな」
ハートマークが付かんばかりの声で俺を悩殺。美穂はクラスのマドンナ的な存在で、ゲームオタクの俺の事なんかを愛してくれてる。
俺は美穂のその可愛い唇にチュッと一回キスをする。
「…」
美穂は黙り込み、下をむく。
「…どうした?」
「いっつもそうだ」
ぷくーっと頬を膨らませ、涙をためる。
「俊輔はいっつもそう、キスもしてくれないし、体にさえ触れてくれない。あたしの事なんて嫌いなんでしょ」
「バッカ!そんなんじゃねぇよ…!美穂のことちゃんと好きだよ」
