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甘い毒は変態を刺す

第2章 浅い、深い関係



謝ろうと背筋を正すと、矢吹くんからは思いもよらない言葉が発せられた。


「その間、僕でナニ、してたの?」

「へっ?」

「ナニかしてたんでしょ?」


ど、どうしよう。
確かに毎晩ナニか、してた。

事実は事実だ、と思いぎこちなく頷いた。


「変態、」

その言葉に妙な気分になる。
不快ではない、むしろ真逆の気持ち。


「どういうことしてたの?」

「僕に教えて鈴原くん」


その言葉に誘われるように震える俺の手は矢吹くんのシャツに掛かる。

ネクタイを緩め、ボタンを慎重に外す。

ずっと見たかった白い肌。
ドアに矢吹くんを押し付け、首筋に音を立てて唇を落とす。

ピクリと小さく反応する。

唇を徐々に落とし、体制も俺は膝を着く形になった。
暗くて色が曖昧だがうっすらとピンクなのを確認できる突起をそっと舌でつつく。

「…あっ………ん」

ピクッと反応をし、声を出したことが恥ずかしいのか手で口を隠した。

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