
ふたりのち晴れ
第13章 楠木―ん?なんで?
そういって巧くんは
僕の頭をポンポンと撫でる。
しばらくすると巧くんがしゃべりだした。
巧『お前、勉強頑張ってただろ』
楠『え!?』
僕は思わず 声を出してしまう。
巧『お前の机の上を見たんだよ』
そうだ…。机の上片付けてなかった。
楠『…テストの後に巧くんを喜ばせようとしたんだけど(苦笑』
巧『え?』
楠『だっ…だって
この前 巧くんを怒らせちゃったから、テストでいい点とったら喜んでくれるとおもったの』
巧『…』
楠『もう意味なくなっちゃった…』
僕が しょぼーんとなっている その時…
