
ふたりのち晴れ
第13章 楠木―ん?なんで?
楠『…!!うん!!』
嬉しいなー!
これで
いい点数がとれれば巧くんもっとよろこぶかなー!
しばらく抱き合っていた。
いつもにくらべあまりにも長いので…
楠『巧くん、どうしたの?』
巧『…』
僕は 巧くんの顔を見ようと思って、巧くんの顔に自分の顔を近づけた。
すると……
ゆっくりと覆い被さるように
巧くんが僕に
キスをした。
楠『!?巧くん?ん、ふぬっ』
巧くんは重ねるだけのキスを繰り返す。
楠『ん…。たっ、巧くん!熱がうつっちゃうよ!』
僕は必死に言った。
キスされて びっくりしているのに止めてじゃなく、言い訳のように言ってしまうのは…
僕は薄々気づいていた。
僕は巧くんが…………
