
ふたりのち晴れ
第16章 楠木―一緒寝よう
そして再び キスをする。
さっきより優しくて
僕は 嬉しくなった。
体は熱くなり、呼吸も荒れてしまう。
すると……
僕の首に優しくキスをする。
楠『ひゃっ…』
巧『……(笑)』
楠『なっ…なんで笑うの?』
巧『反応が可愛すぎだろ』
楠『もっ…もう、恥ずかしいじゃんかっ』
巧くんは 少し笑いながら
はいはい とごまかす。
そして
首筋 耳 頬 に
優しくキスをおとす。
楠『…っ、んふっ……ふぁっ、』
僕は わけの分からない 声をだす。
体がビクビクして
自分だけでは支えきれなくなったから、
巧の首へ腕を回し、両手で巧くんにしがみつく。
