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女体化エッチ

第7章 委員長

「ーーというわけでウチのクラスの委員長は立花な〜」


「あぇっ?!」


昨夜の瑠花との激しい交わりの疲れとと慣れないアルコールが抜けず、気怠い身体で痛む頭を抱えていた弥生は不意に自分の名前を呼ばれ、間の抜けた声を出す


「せ、先生…委員長ってどういう…というかなんで私なんですか?!」


弥生の間抜けた声を聞いてクスクス笑う直之の背中が震えるのを見ながら尋ねる


「ん?今言っただろ。昨日のテストの結果が良かったからだって」


「昨日のって…あんな簡単な問題…」


今度は直之の背中がバツの悪そうにビクッと揺れる


「簡単て言っても…立花はぶっちぎりでクラストップだし…で、次が辻井だから副委員長は辻井だ」


「え…」


先生の口から聞こえた名前に思わず振り返る
すると苦虫を噛み潰したかのような表情で頬杖をついている隼


「…テストの順位でそういうの決めるのどうかと思うんだけど…」


初めて隼がまともに喋っているのを聞いた
しかし今はそんなことより一緒に反論すべきだ


「そ、そうですよ!もっとちゃんと…立候補とか…」


「あ〜わかったわかった、じゃあ他の委員は立候補でもなんでも良いから立花が仕切って決めてくれ〜」


「っ、なんで私が…」


「委員長だろ?」


「だからまずそれを…っ」


取りつく島もない渡辺の態度に助太刀を求めるように隼を見るが


「任せた」


「え〜?!」


あくまで自分は副委員長。どうやら面倒事は全て弥生に丸投げしてしまえばいいと判断したようだ


(こいつ〜…)


利害の一致で一時的にでも感じた連帯感と親しみは一瞬で崩れ去った

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