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女体化エッチ

第7章 委員長

(うぅ…緊張する…ヤダなぁ…)


壇上にあがる弥生に注がれるクラスメイトの視線
今までこんな風に注目されることなど無かった分かなり緊張してしまう


「えっと、それじゃあ…まずは保健委員から…」


「ハイハイは〜い!私やる〜♪」


緊張で掠れた声で話す弥生が話終わらないうちに瑠花が勢い良く手を挙げる


「あ、瑠花ちゃん…じゃあ女子は瑠…えっと、仁科さんで、あと男子も決めないと…」


「祐樹くん一緒にやろうよ〜♪」


瑠花が隣の席の男の子に声をかける


「俺?!マジすか…まぁいいけど…」


「え〜っ…と、内藤くん?本当に良いの?」


座席表で名前を確認した弥生が尋ねる


「ん?OKOK、大丈夫だよ」


「あ、じゃあ保健委員は仁科さんと内藤くんお願いします。次はーー」


最初にすんなりと決まったおかげか、その後も立候補してくれる者が多く、さして時間もかからず全ての委員が決まった


(もしかしたら瑠花ちゃん、僕が困らないように最初に立候補してくれたのかな…)


昨夜肌を合わせた隣人の優しさに心の中で感謝する


「それじゃあ立花と辻井は生徒会室に今決めた委員を報告に行ってくれ。あとこれとこれと…あぁこれもか」


HRが終わり渡辺に呼ばれた2人の手の上に次々と書類の山が積まれる


「え、俺も…?」


「当然だろ」


面倒事を全て弥生に押し付けようとしていた隼の計画は早々に打ち砕かれ、弥生は内心いい気味だと上機嫌になる

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