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雨の人

第10章 嫉妬

シャワーを浴びて

部屋に戻ると



ゆきが

側に寄ってきた




料理の途中のゆきは

手が汚れているのか

両手を自分の背中にまわし

俺の首元に

顔だけを埋めた



しばらく猫が甘えるように

頬をすりつけながら





「川村さんの

匂い……。



もうすぐ出来るから

座って待っててね」





と小さな声で言ってから

俺からはなれて

また料理をはじめた





な、な、なんだ?なんだ?



ちょ、超かわいい…







あ、でも


やっぱ臭かったのか・・・





反省


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