テキストサイズ

雨の人

第3章 告白

その後の

水曜日の夜

川村さんから

電話がかかってきた



……………



「もしもし、川村ですけど」



「あ、私です。ゆきです。
こんばんは、川村さん」



「ゆきちゃん、こんばんは。
夜電話するの初めてだから
何時くらいがいいのか
分からなくって…

今、大丈夫?」



「はい、大丈夫です!」



今日は
いつものBGM
雨の音は
聞こえない。

ちょっと・・・変な感じ



「なんだかちょっと…

緊張するね」




「そうですね(笑)

川村さん、今日も
お仕事だったんですか?」




「うん、仕事仕事

朝からめちゃくちゃ仕事(笑)
疲れちゃったよ~」




「あ、じゃあ

あまり長話し

しないようにしましょうね」




「いやいや、いつもくらいで!

お願いします…

ゆきちゃんと話してる方が、
俺元気出るから!」




「あ…はい

でも…

そんなこと言われたら、
ちょっと恥ずかしいです」




「あ~!そうか、そうだよね
(笑)ごめん!

今日はゆきちゃん
何してたの?」




「私も仕事ですよ

あとはこれといって何も…

あ、川村さん
復縁悩んでる友達と
私、話しました。」




「うんうん、で…

どうだった?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ