雨の人
第4章 本当の出会い
「うん。
パセリ。イヤ?」
「イヤという訳じゃ
ないんですけど…」
「ゆきちゃん
パセリ好きなんだよね?」
「あ、はい…」
「ゆきちゃん、あのね
せっかく好きなお店だったのに
嫌な思い出が最後で
行けなくなっちゃうなんて…
辛いだろ?
俺とまたそのお店で
楽しい思い出作ってさ
嫌な思い出に
楽しい思い出を
上書きしようよ。
ゆきちゃんが好きな場所で
元彼と行ってたとこも
俺が全部上書きする。
だからまず
パセリ行こう?」
「川村さん………
はい
パセリに行きます
川村さんと一緒に…
多分私も…川村さんと…」
「俺と?…なに?」
「私の今の気持ち…
多分変わらないと思います。
川村さんと、何度会っても。」
「ゆきちゃん
それって……
いや、会おう!
俺、ゆきちゃんの目の前で
ちゃんと
もう一回言いたい。
ゆきちゃんの返事も、
俺、顔見ながら聞きたい。
それでいい?」
「はい」
「じゃあ、今度の土曜日!
土曜日に……
雨が降ったら(笑)」
「(笑)はい
雨が降ったら」
「ねぇ、ゆきちゃん?」
「はい」
「あの~……
敬語
もうやめない?」
「(笑)
うん、そうだね
川村さん」
パセリ。イヤ?」
「イヤという訳じゃ
ないんですけど…」
「ゆきちゃん
パセリ好きなんだよね?」
「あ、はい…」
「ゆきちゃん、あのね
せっかく好きなお店だったのに
嫌な思い出が最後で
行けなくなっちゃうなんて…
辛いだろ?
俺とまたそのお店で
楽しい思い出作ってさ
嫌な思い出に
楽しい思い出を
上書きしようよ。
ゆきちゃんが好きな場所で
元彼と行ってたとこも
俺が全部上書きする。
だからまず
パセリ行こう?」
「川村さん………
はい
パセリに行きます
川村さんと一緒に…
多分私も…川村さんと…」
「俺と?…なに?」
「私の今の気持ち…
多分変わらないと思います。
川村さんと、何度会っても。」
「ゆきちゃん
それって……
いや、会おう!
俺、ゆきちゃんの目の前で
ちゃんと
もう一回言いたい。
ゆきちゃんの返事も、
俺、顔見ながら聞きたい。
それでいい?」
「はい」
「じゃあ、今度の土曜日!
土曜日に……
雨が降ったら(笑)」
「(笑)はい
雨が降ったら」
「ねぇ、ゆきちゃん?」
「はい」
「あの~……
敬語
もうやめない?」
「(笑)
うん、そうだね
川村さん」