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雨の人

第4章 本当の出会い

そして

約束の土曜日





「ゆきちゃんの言ってた通り

素敵なお店だね!

今日は、ゆきちゃんオススメの

パスタを食べてみたいな~」






土曜日は

朝から雨が降っていた。



俺とゆきちゃんは

約束通りパセリで待ち合わせし

テーブル席に座った。




ゆきちゃんは

俺の正面で

少し照れてうつむきがちだ。



俺も照れくさいけど、

ゆきちゃんから目がはなせない。



仕草のひとつひとつが

かわいくて・・・



ゆきちゃんの

照れている顔も

見逃したくなかった。







オーダーしたパスタを食べながら

俺はいろんな話をした。





「ゆきちゃん、今日

雨が降って良かったね」




「はいっ 、良かったです」




「ゆきちゃん?」




「はい…?」




「敬語になってるよ?(笑)」




「あっ……つい……(笑)」




「いいよ、そんなトコロも

ゆきちゃんらしくて(笑)


あ~やっぱり俺

雨好きだな~。」





「川村さん、どうして

そんなに雨が好きなんですか?」





「う~ん…

話しちゃおっかな~…


ゆきちゃん知りたい?」





「うん!知りたい!」




うわ~…ゆきちゃんの笑顔

可愛い過ぎる…




「じゃあ、まずは

どれから話そうかなぁ…」


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