雨の人
第4章 本当の出会い
「うん、だといいな。」
「ううん、もう…
雨が…
お気に入りになりました。」
……………
店を出る時
俺は
そっとゆきちゃんの手をとり
手をつないだ。
ゆきちゃんは
何も言わないまま
俺に手を、にぎられていた。
その後
二人がぶつかったコンビニへ行き
俺はコーヒー
ゆきちゃんはココアを買った。
駐車場にとめた俺の車に
ふたりで乗り
それを飲みながら少し話をした。
会話が途切れた時、
そっと
ゆきちゃんの手を
俺がにぎると
ゆきちゃんは俺の顔を見て
うれしいような
恥ずかしいような顔をした。
思わず抱きしめたくなったけど
まだ
時々敬語を使う
ゆきちゃんに
俺はそんな事できなかった。
雨の音が、
ふたりを包んでいた
『ゆきちゃん』
『はい』
『俺と…付き合って下さい』
『………はい』
『俺なんかで…いいの?』
『川村さんが…いいんです。』
『ゆきちゃん……ありがとう』
『……』
『俺、川村あきひろ 20歳
実は…
ゆきちゃんより年下なんだ。
ヨロシク』
『あ、はい。私、青山ゆき
えっと…21歳です。ヨロシク』
『ゆきちゃん
俺は、そんなの、
もう知ってるよ(笑)』
ゆきちゃんが
可愛いくてたまらない
可愛いゆきちゃんの手を
握り潰しそうなくらいだ
その気持ちを
必死で抑えながら
俺は、ずっと
ゆきちゃんの手を握っていた…
「ううん、もう…
雨が…
お気に入りになりました。」
……………
店を出る時
俺は
そっとゆきちゃんの手をとり
手をつないだ。
ゆきちゃんは
何も言わないまま
俺に手を、にぎられていた。
その後
二人がぶつかったコンビニへ行き
俺はコーヒー
ゆきちゃんはココアを買った。
駐車場にとめた俺の車に
ふたりで乗り
それを飲みながら少し話をした。
会話が途切れた時、
そっと
ゆきちゃんの手を
俺がにぎると
ゆきちゃんは俺の顔を見て
うれしいような
恥ずかしいような顔をした。
思わず抱きしめたくなったけど
まだ
時々敬語を使う
ゆきちゃんに
俺はそんな事できなかった。
雨の音が、
ふたりを包んでいた
『ゆきちゃん』
『はい』
『俺と…付き合って下さい』
『………はい』
『俺なんかで…いいの?』
『川村さんが…いいんです。』
『ゆきちゃん……ありがとう』
『……』
『俺、川村あきひろ 20歳
実は…
ゆきちゃんより年下なんだ。
ヨロシク』
『あ、はい。私、青山ゆき
えっと…21歳です。ヨロシク』
『ゆきちゃん
俺は、そんなの、
もう知ってるよ(笑)』
ゆきちゃんが
可愛いくてたまらない
可愛いゆきちゃんの手を
握り潰しそうなくらいだ
その気持ちを
必死で抑えながら
俺は、ずっと
ゆきちゃんの手を握っていた…