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雨の人

第5章 触れるようなキス

そんなこんなで
俺はとゆきちゃんは
付き合うことになった。



と、言っても



相変わらず俺と
ゆきちゃんの休みは
なかなか合わせられなくて
デートも少ししか
していないんだ。


でも、俺は
念願の
ゆきちゃんの携帯番号と
メールアドレスをゲット


夜は頻繁に連絡を取りあってる


ゆきちゃんは
どうも…恥ずかしがり屋で

相変わらず
時々、敬語なんだ(笑)



そんなゆきちゃんが
俺は大好きなんだけど


なんだけど…


もう、あれから
二ヶ月もたつんだ


もうちょっと
俺の・・・ゆきちゃんに
なってくれないかな…




さぁ、そろそろ
ゆきちゃんに電話しよう



「もしもし~」




「はい、川村さん

こんばんは」




「うん、こんばんわ」



「ゆきちゃん、何してた?」



「……特に何も…」



「ぼーっとしてたの?」



「うん……
川村さんの電話…

待ってました」



「ほんと??!!

あ~も~、ゆきちゃん
俺、今すぐゆきちゃん
ぎゅ~ってしたいよ~」



「か、川村さん…!」



「ほんとだよ?
俺のゆきちゃんなんだ

ぎゅーってさ
抱きしめたいよ~」



「う、うん。」



「恥ずかしい?」



「はい…」



「ゆきちゃんは、
な~んでも
恥ずかしいんだよな(笑)

何回もしてたら
慣れちゃうよ?」



「そ、そうですよね(笑)」



「今週は天気も安定してるし
約束通り週末は
デートできそうだね!」



「うんうん!ゆき、楽しみ!」



か、かわいい……



「じゃ、じゃあ
仕事終わったら
迎えに行くから、な?」



「うん!」

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