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雨の人

第8章 ゆきの浴衣

何時かな…



ゆきを抱いたあと

2人はそのまま

眠りに落ちていた





夜中に目が覚めると

ゆきが

布団から出ようとしていた




「ゆき、どーした?」



「のど、かわいちゃったの」




布団から

出ようとしているゆきに



「あ、いいよ。

俺が水とってくるから
待ってて」



そう言って、

俺は冷蔵庫へ向かった



ペットボトルの水を取り出し

先に自分の喉を

潤す。




うまいな。




振り向くと

浴衣を
なおしたゆきが

布団の上に
体を起こし座っていた





俺は
ゆきに近づいてそばに座り

もう一口水をふくんだ。





そのままゆきにキスをして

ゆきの口に水を流しこむ。




それを
うまく飲めないゆきの口から

水が流れて

浴衣の中に消えた。




水が流れた後に

俺は舌をはわせる




浴衣の中に消えた

その水を追って


せっかく直した

ゆきの浴衣の片方をひっぱり


俺は

ゆきの肩を

あらわにさせた


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