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雨の人

第8章 ゆきの浴衣


朝になり

ゆきは身支度をはじめた




俺はまだ

布団の上で横になって

天井を眺めていた




「ゆき~

今度はさ~

絶対家族風呂入ろうな~。



もう

恥ずかしくないだろ~?」






「え・・


恥ずかしいよ…ゆきは…


やっぱり

無理かも…」






「いーじゃんか~

俺、もうゆきのこと、

ぜーんぶ知ってるんだよ?


恥ずかしがらなくても
い~のに~~」





そう言った瞬間、



俺の顔に枕が飛んできた




あははは(笑)




ゆきも

こんなことするんだな(笑)



はじめて知ったよ



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