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雨の人

第10章 嫉妬

俺は
彼女が迎えに来ることを
皆に説明し
店の玄関へと向かった。



あれ?

ちょっと…
フラつくな…

酔ってるかな~…




「あきちゃん、大丈夫?
まっすぐ歩いてないじゃん!

ほら、つかまって!
可愛い
彼女が待ってるんでしょ?」




「あ、あぁ、ゆきが来るから
行かなきゃ。

わっ、危ねえ」




「ほら、転んじゃうよ。

あたしが
連れてってあげるから
つかまって。

あ~あ、こんなに酔っちゃって
彼女泊まりにきても
これじゃ、スゴイこと
できないね、あはは(笑)」




俺は、なんだか

急に酔いがまわって

まっすぐ歩けない






らしい……。





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