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好きになってごめん…

第5章 体育祭

【あんなside】
…。
ニノは、いつも私と一緒にいてくれた。
いじめられた時も、喘息の発作が起きた時も、

あ「ニノ、ありがとう。」

二「泣き止んだ?」

そう言って私の顔を覗く。

二「大丈夫。今日は、ずっと保健室に居るから。だから早く涙止めろ。」

あ「うん。」

それから、10分位、泣いた。君の胸の中で。



あ「ねぇ、もういいよ?」

椅子に座っているが、さすがに疲れた。
ん?反応がない。
もしかして、と思い顔を見る、と

に「…スゥ…スゥ…」

!?寝てる?

あ「はぁ、しょうがない。」

ニノをソファーに寝かして、窓のそばに行った。

ちょうどリレー。

あ「おっ!?翔くんだ!」

走ってるとこ、更にかっこいいな…

なんて思ってみたり…

翔くんのこと、考えるだけで、胸が苦しくなる…。

なんでだろう…?

二「ふぁぁっ、ってえ!?」

あ「おは。」

二「え!?オレ寝たの?」

あ「はい。熟睡。」

二「うわ、かっこわりぃ…」

あ「そろそろ、午前の部終わるよ?午後からは、ちゃんと出てね?」

二「え?出なきゃ行けない?」

あ「当たり前。私は大丈夫だから♪」

二「わかった。ちゃんと出ますヨ…」




あっという間に午前は終わった。

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