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好きになってごめん…

第5章 体育祭

『キャーッ』

女子の悲鳴が上がる。

すぐに、肩をニノと先生で支え、こちらへと向かってくる。

私は、すぐに生徒さんの怪我を手当てし、どこに翔が来てもいいように、広くした。

翔は、一時は、保健室で寝ていたが、一応病院に検査しに行くことになった。

保健の先生は、学校に帰ってこないといけないため、付きっきりになれる人がいない。

そこで、私もついていくことになった。


行き先は、もちろん“櫻井病院”へ。




「右足の捻挫と、左手の骨折です、が頭にも、異常はないため入院はしなくて良いです。



息子がご迷惑おかけしました。」


その時、翔のお父さんは、間違いなく父親の顔になっていた。

翔父「あれ?あんなちゃん。もしかして同じ学校?」

あ「そのもしかしてです。」

翔父「翔、ヘタレだからよろしくね♪」

あ「はい、こちらこそ!」

あ、そうだった。
 翔のお父さんには、喘息の時からお世話になっていた。

翔父「急変したらナースコールね?」

あ「わかりました。」

翔父「あ、それとそろそろ家に帰ってこいって言っといて?あいつ変な意地張ってるから。」

あ「わかりました(笑)じゃ。」

私は、翔が寝ている病室へと入っていった。

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