テキストサイズ

好きになってごめん…

第1章 始まりの朝

高校へと行く道。

あ「あ、そいえば、寝癖直して?」

夏「は!?どこ!?」

あ「ここ。」

そういって私は、毛先を指差す。

夏「どこにも見当たりませんが…」

あ「ここだって!」

夏「え?すっごいちょっとだよ?」

あ「でも寝癖は寝癖!」

夏「あんなって髪だけには、こだわるよね♪」

あ「だって、この髪は母( あのひと)
ゆずりですから☆せめて、これくらい大切にしないと、親子の証がなくなる。」

夏「意外と、偉いねっ」

あ「どこが?」

夏「だって、自分を捨てた親だよ?
わたしなら、絶対恨むなぁ」

あ「私も、最初は、そうだった。けどなんかもう恨み疲れた!
ちゃんとお金は、送られてくるし、」

夏「そっか♪やっぱりイイコだね!あんなは」

あ「いやいや、夏乃のほうが」


あれ?
紹介ってしましたっけ?
あ、この子は、高梨夏乃(たかなしなつの)
親が美容師な家計です。
小学校から、結構モテていて女子からみても可愛い♪感じです。


夏「…んな!?あんな!?」

あ「ん!?」

夏「ボーッとしてた(笑)学校ついたよ?」

二人で校舎内へ入る。

廊下らへんに、人だかりが…!?

夏「クラス、見に行こ?」

あ「うん。」

二人で、人だかりに入る。

うわっ、暑っ!?
えーっとぉ?私は…

あ「A-C?かな?」

確認できた所で、夏乃の帰りを待つ。

夏「あーんなぁー♪」

あ「どう?なん組?」

夏「A-C!一緒だよぉ!!」

ハイタッチする。

これで連続同クラス記録、更新っ!!

あ「よし、クラス行こっ?」

夏「うん!」

ラッキーなことに、C組は保健室にも、屋上へ行く階段にも近い。

あ、これもいい忘れてた。
親に捨てられた時、精神的ショックで
喘息になり、体育ができない体になった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ