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好きになってごめん…

第8章 変わりゆく毎日

あれから1週間たった。

夏乃は、翔くんと一緒に学校に行くようになった。
私は、夏乃といるのが辛いのでそれがちょうど良かったかもしれない。

唯一、最近許せないのが…

あ「なんで、保健の先生いないのよ…」

長期出張でここのところ不在だった。だから、ニノ以外この事を相談したり話せる人がいなかったのに…。

二「昨日かえって来たから、今日いるよ?」

あ「やった!!」



体育の時間。やっと先生と話せる。そう思いながら、保健室へと行った。



先「そんなことが、あったの…」

あ「どうしたらいいんでしょうか…」

先「どうしたらって?」

あ「忘れたいんです、この思い。」

先「恋で感じた悲しみとかって、簡単には、忘れられないから…だから恋は苦しいの…」

あ「…なら、もうしたくないです。」

先「ぇ?」

あ「そんなに辛い思いをするなら、もうしたくないです。」

先「…。」

あ「初めは、すごい嬉しくて。その人のおかげで、学校が楽しくて。体育も、その人しか見てないくらい好きで…。
でも、たった、少しの時間でその時間がないものになったんです。
しかも、相手が自分の親友って…最悪じゃん。」

先「それが、恋なのよ。あんなちゃん。」

キーンコーンカーンコーン

あ「話、聞いてくれてありがとうございました。」

先「また、いつでも来てね?力になるから。」

あ「ありがとうございます。」

そう言って、何気なく窓の外を見たとき、見てしまった。


2人が手を繋いでいるとこを。

急に胸が苦しくなる。

あ「ゴホッ、ゴホッ、…」

あ、ヤバい、この感じ。

喘息だ。
「ゴホッ、ゴホッゴホッ、」

先「大丈夫!?薬は?」

あ「さ、ゴホッ、さいきんっ、コホッ、なってないからっ、ゴホッ持って、ない…ゴホッゴホッッ」

あ、やばい。だれか、、、、、


















助けて。

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