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好きになってごめん…

第8章 変わりゆく毎日

…。

自然と目が開いた。

そこにあったのは、小さい頃によく見た景色。

ここは、病院か。そして215室。
ずっと入院してたから、すぐに分かる。

あ「はぁ、また発作か…」

起き上がり、ナースコールをする。

三分位すると、看護婦さんがきた。

「久しぶりね、あんなちゃん。」

あ「久しぶりです、主任。」

この人は、私がちいさい頃からお世話になっている人だ。

続いて先生がきた。

先「あれ?珍しいね。最近発作きてなかったから。」

あ「ちょっと訳がありまして…」

先「だからだね、きっと。久しぶり過ぎて体が驚いて、それで気絶しちゃったんだよ。」

あ「そんなに、久しぶりですか?」

先「2年ぶり位だけど、あんなちゃんにしては、珍しいよね。」

あ「この病室、取っといてくれたんですか?」

先「だって、あんなちゃんが、ここしか使わないっていうから、いつでも入れるようにしてるんだよ。」

そう、ここ215室は、私の誕生日、2月15日から、とってある。私のお気に入りの部屋だ。

先「じゃあ、今日はかえっていいから、また来てね。


  あ、それと薬はちゃんと持ち歩くように。」

あ「…はい。わかりました。」



こうして、この日は終わった。

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