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好きになってごめん…

第10章 最高で、最悪な日

【翔side】

駅前で、夏乃を待つ。

付き合ってから、まだあんなのことは、諦めてはいないんだけど、少しずつ夏乃のことが好きになってきた。


「おーーーーーーいっ!」


向こうから、誰かが走ってくる。

服装や動作から、すぐに夏乃だとわかった。

夏「久しぶり♪」

翔「昨日会ったじゃん…(笑)」

夏「だって毎日会いたいんだもん」

翔「ほら、帰ろ?もう、夜だし。」

夏「うん。でもね、翔ん家行きたい!」

翔「わかった。じゃ荷物置いたら行こ。」

夏「うん!」


こういうところが可愛い。


夏「今日、何してたの?」

翔「えっ?友達と遊んでた。」

夏「…あんなでしょ?」

翔「当たり。」

夏「まだ好き?」

翔「今は、夏乃の方が好きだよ?」

夏「本当!良かった。」

ぱっ、と顔が明るくなる。

こんなに好きでいてくれるんだから…

夏乃の手をとる。

夏「ふふっ。大好き。」

翔「恥ずかしくない?」

夏「めっちゃ恥ずい///。」

翔「今日は、夕飯作ってね。」

夏「いいよ♪」

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