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会議室から恋。

第3章 3

「あ。杉山さん。さっき、生産管理課の黒田さんから電話ありました」

「あー…。ありがとう」

そうだ。忘れてた。

あの、黒田様に、頼まれものしてたんだった。

何もできてないし。

そもそも、資料を英語で作れなんて、1日でできるわけないし。

「資料課の杉山です。いつもお世話になっております」

よそ行きの声で電話をかける。

黒田様専用内線。

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