テキストサイズ

会議室から恋。

第14章 2

その間に、パソコンの電源を落とす。

書類だらけの机を片付ける。

山のように書類が重なって、だらしがなく見える。

あたし、仕事に集中するとこうなるんだよなぁ…。

「杉山さん、ロッカー行く?」

重そうな鞄を持ち、スーツをピシッと着た坂下さんが横に立っていた。

「うん。着替えてくるー」

基本的に制服な会社だけど、例外はスーツを着ている。

坂下さんも、その一人。

このフロアには、黒田様しかいなかったから、目立つ目立つ。

そこへ、もう一人の坂下さん。

この二人が、少しでもおかしなことしたらすぐ耳に入るくらい目立つ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ