テキストサイズ

会議室から恋。

第16章 4 

「ごめん…昨日のこと覚えてない…」

「ん?すぐ寝たよ」

そうだっけ…。

「オレ、一回家帰るよ」

「え?そうなの?」

「それとも、一緒に出勤する?」

座ってるあたしの頭を持って引っ張り、ほっぺにキスする。

「…っや…。ううん。一緒には行かない…」

そんなことしたら、みんなに何を言われるかわからない。

「ん。ごめん、一緒に寝ちゃって」

「ううん。あたしこそ、先に寝ちゃってごめんなさ…」

また、ほっぺにキスをされる。

この人、ほっぺが好きなのかな?

坂下さんがベッドからおりる。

やだ。

スーツのまま寝ちゃったんだ…。

履くものくらい、用意してあげればよかった。

入るものないかもしれないけど…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ