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会議室から恋。

第20章 8 

こんな時間に部屋にあげて、軽い女だと思ってるかな。

そんなこと思われてたらどうしよう…。

あっという間に部屋についてしまった。

「コーヒーいれるね」

ソファーへ荷物を置き、台所へ立つ。

「ねぇ、杉山さん」

「えっ…!」

後ろから坂下さんの腕が伸びる。

その腕は、肩と腰に伸びる。

あたし、坂下さんに抱き締められてる。

坂下さんの頭は、あたしの首に落ちる。

「昨日の続き、していいってこと?」

首もとで動く唇。

息が、首にかかる。

坂下さんのにおいが、あたしをおかしくする。

坂下さんのにおい、好き。

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