テキストサイズ

会議室から恋。

第24章 12 

「杉山さん、海外から電話です」

少し離れたところから、電話に出た子が困ったような顔をしてあたしを見る。

あぁ、英語だったんだね。

『もしもし?』

『健人の彼女?』

『あ…はい…』

危ない。

否定してしまうところだった。

『おお!否定しないってことは、きちんとプロポーズしたんだね?!』

『ぷ…ぷろ…?!』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ