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会議室から恋。

第26章 14

「坂下さんはさ、実家に帰らんの?」

「うーん」

帰り道、お昼ご飯を食べるため、ファミレスに入った。

「ここが地元やないんやろ?」

「そうだね」

「言葉違うもんね」

こんな田舎の方言じゃなく、坂下さんが話す言葉は、標準語に聞こえる。

「うーん。一緒に行く?」

「へ?」

「実家。遠いけど」

「え?それって…」

もしかして挨拶?!

えぇ??

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