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会議室から恋。

第4章 4

『すみません。議事録のことでちょっと…』

なんだ、仕事のことだった。




『ところで。メールなんですが…』

『はい…?』

『もしかして、時差のせいで、あまり返事がないですか?』

たしかに、時差のことを一番に考えちゃう。

だって、夜中にメールきたら、迷惑じゃない?

返事って言っても、まだお互いのプロフィール送るくらいで。

あとは、おはよう、と、おやすみ、だけ。

それも、時差のせいで、よくわかんなくなってる。

『そういうわけではないんですが…』

『そうですか。よかった。時差、気にしないでくださいね』

『でも…迷惑ではないですか?』

『迷惑?好きな女性からメールを受けとるのに、迷惑な人がいますか?』

「…ラブ…」

『え?』

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