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会議室から恋。

第4章 4

「坂下さん、なんでそんな簡単に言えるんですか…」

「好きだからです。日本語で、敬語やめてください」

「え?あ。日本語にいつの間にか戻っててんな…」

「うん?なんか、方言、かわいいですね」

『やめてください!』

『どうして?』

『なんでそんな簡単に言えるんですか…』

あたしが日本語になったり、英語になったり、情緒不安定のような、返事。

その返事に、坂下さんは、その都度言葉をかえて、ゆっくり話してくれる。

「おーい!杉山ー!」

「やば!黒田様に呼ばれとる」

「ああ。ごめんなさい。また、メールしますね」

「うん…」

『資料の修正だけ、お願いします。お疲れ様です』

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