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いつかきっと…

第7章 私

人の顔の色を気にし始めたのは幼稚園の年長の時からだった。


もちろん、家族との関係が原因だった。
―――――――――――
母と父は私が物心ついた時に、離婚した。

まるで、成長するのを恐れているかのようだった。

兄は高校生で
穏やかな兄だった。

問題は姉だった。
中学生というのもあったせいか、妹の私に暴力を振るうようになった。


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