いつかきっと…
第11章 ダチ
「1ヶ月くらい前wちょっと懐かしくなってw」
私が夏休み入ったくらいか…
『俊哉らしーw』
「わけわかんねーw」
「ねぇ、彼氏は…?」
聞くのかよ…このタイミングで…
『いないよ。いない歴3年ww』
…あぁ…うまく笑えない…
「大丈夫だって!俺もめぐっちと同じだしねーw」
優也、とまってる
君がいなくなってから
私の歯車が壊れてボロボロになったみたい
もう、長針はまわらない
『…未練…ありありだよ』
今にも消えてしまいそうな声で
ボソッと発した
「――ぇ?」
「―今…なんて…?」
『ごめん。暗いしもう帰る』
自己中って
この事をいうのかな…笑
「ぇ…まだ…ゆ…『また、会えるといいね?』
次の言葉を阻止するかのように
逃げているとわかっても
俊哉の口から
あいつの事は聞きたくなかった