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飴と鞭の使い方

第4章 認識

「俺はお前の奴隷じゃねぇのかよ!」

間違はいない。ただし

「奴隷は奴隷だが…性奴隷だな」

愕然としているその表情が堪らなくイイ。
本当にクる。

「知らなかったのか?そんなんで契約書にサインするとは…めでたいやつだな」

「だから、俺は男だ。女じゃねぇし。マジ意味分かんねぇよ!」


なるほど、そういうことか…そもそも知らないのか。こういう世界があることを。
今時珍しいな。
仕事ばかりしてるからだ。もっと人生楽しめよ。
「疎いようだから教えてやろう。俺はゲイだ」

どうやら言葉ぐらいは知っているらしい。


本番はこれから。


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