チョコレート
第6章 親友
彩side
【土曜日】
私は陸と
優衣の家までの道を
ニケツで向かっていた
「変わろうか?」
前で自転車を漕ぐ
陸に問いかけた
陸は
優衣の家知らないし
「いいよ、スカートはいてるし」
「あ…ありがとう」
なんか
さり気なく優しい…
「てか露出多い」
「そうかな?」
普通だと思うけど…
今日は
清楚に白のワンピ♪
「可愛いから許すけど」
またさらっと…
可愛いの言葉に照れてると
優衣の家が見えてきた
「あ、あっこ!」
優衣の家は一軒家だ
家の前には自転車が
一台止めてあった
あれ祐樹くんのかな?
私たちは自転車を止め
ピンポンを押した