チョコレート
第6章 親友
しばらく待つと
インターホンに優衣が出た
‘開いてるから入って~あたしの部屋にいるから’
返事をして
私たちは家に上がり
何回もここに来ている
私は戸惑うことなく
優衣の部屋の前まで来た
かすかに祐樹くんの声がした
「祐樹もう来てんのか」
陸がつぶやく
「ねぇ、陸。今日はずっと私に勉強教えてね」
「あ、おう」
今日はとにかく
少しでも優衣と祐樹くんに
いい感じになって
もらいたいし。
陸に言った方が早いかな
って迷ったけど、やめた。
むやみに言うのもよくないしね
てか!遅れてくれば良かった…
今更思っても遅いか
色々考えてると
陸が部屋のドアを開けた