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第7章 あの時の約束



3時間目の休み時間

私は使われていない
教室に呼び出されていた


目の前には女4人



「なんとか言えよ」


そう強気に言うのは
4人の中で
一番気の強そうな女





「やだ。」





「あぁ?」



いつかくるとは
思ってたけど、
女のひがみ
って面倒くさい…





そもそもなんで
こうなってるかと言うと…








さっき私が優衣と教室で
楽しく話していた時




「彩ちゃん」



クラスメートの友里ちゃんが
私を呼んだ




「うん?」




「呼んでる」


そう言って友里ちゃんは
教室の後ろのドアにいる
私の知らない女子を指差した




なんだろ?



あ…


この時なんとなく
先が想像ついた




私は
その女子の所に行った




「…あ、彩!」



優衣の声が聞こえたけど
無視した




「何?」


その女子は
少しイケイケな感じだった



「話がある、来て」





それだけいい
廊下を歩き始めた



私は素直についていき


この、
使われていない教室まで来た



待っていたのは4人。

一番気の強そうな女は
腕を組んで睨んできた


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