チョコレート
第7章 あの時の約束
一緒に来た女は
教室に入らずドアを閉めた
見張りか…
「なんか用?」
「なんで呼ばれたか分かるでしょ」
気の強そうな女が言った
「わからない」
わかってるけど
「陸くんと別れて」
やっぱり…
「なんとか言えよ」
「やだ。」
と言うわけで
「あぁ?」
「なに」
「強気な女。強気でいられなくしてやるよ」
いやいや
一番強気なのはあんた
その女は携帯を出して
電話し始めた
「陸くんと会えないようにしてあげる」
初めて強気な女以外が喋った
強気な女は携帯をしまい
ドアに向かった
続いて他の3人も向かう
「じゃあね♪」
強気な女が
そう言い4人は教室を出た
その直後2人の男が
教室に入ってきた