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チョコレート

第7章 あの時の約束


彩side


屋上に着いた瞬間
陸に抱きしめられた


安心する…


「大丈夫か?」



「うん…」




「…何された?」



まだ少し震える



「…キス」



「…っ…他は?」




「太もも触られて…ボタン外されたとこで陸が来てくれた」



「思い出すかも知んねえけど、消毒させて」





そう言って
陸は私にキスした





「んっ…」


一瞬さっきの
男が頭をよぎる


怖くなって目を開けると
陸と目が合った





「ん…ぁ…」





「彩…大丈夫」




陸がゆっくり
太ももをなでる



「んっ…はぁっ…」




「ムカつく…」




「陸…ごめん…」




「彩は悪くない」


まさか男使うとは
思わなかった



「ありがとう。」



「怖い思いさせて、ごめん。もっと早く…」

私は陸に抱きついた


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