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チョコレート

第8章 転校生


その人はもちろん
さっきの人だった




「岡田は後ろの窓側の席だ」



そこは私の後ろの席だ




最近席替えした
ばかりだった



陸と祐樹くんとは
少し離れた




岡田くんは
席に着くために
こっちに向かってきた



「あっ!遅刻の子やん!」


私に向かって
そう言った


担任は遅刻?と
眉間にしわを寄せて
私を見た


ちょっと!
せっかく免れたのに!



岡田くんは気付いたのか


「あ、ごめんごめん」


と全然申し訳なさそうに
言い席に着いた



その後一瞬陸と目が合った

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