チョコレート
第8章 転校生
優衣side
帰り道
あたしは祐樹くんと
帰っていた
「そう言えば祐樹くんテスト何位だった?」
「あぁ2位」
と言ってピースした
「…えぇ!」
「優衣ちゃんは?」
2位て…
とてもじゃないけど
2位の人に言える
順位じゃない
「…内緒!」
「え~ズルー」
「だってもうすこしで3桁になるぐらいだし…」
「じゃあ次のテストの時は俺が優衣ちゃんの順位上げてあげるよ」
「え、教えてくれるってこと!?」
「もちろん♪」
「やった~」
ヤバい嬉し過ぎる
「俺さー小学校の先生になりたいんだよな」
「そうなの!?祐樹くん生徒に好かれそうだね。勉強の教え方も上手いし、いい先生になりそう」
「ヤバい、なんかすごい嬉しい…」
「向いてると思うなぁ~」
「ありがとう優衣ちゃん」
「うんっ。あ、そう言えばあの本読んだよ!」