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チョコレート

第11章 夏休み


「ねぇ、陸くんどれが一番美味しかった?」


と食べ終わるころに
美奈さんに聞かれた。



「どれも美味しかったんですけど、スープはヤバかったです」




と言うとなぜか
シュンとする美奈さん



「彩に負けるとは…さすが彼氏ね」



「え?」



「そのスープ作ったの私だよ」




「え、マジで」




「マジで」




「レシピ教えたのは私だけどねぇ」


と悔しそうな美奈さん



「美奈意地になんな」



「はーい、2人ともそろそろ帰った方がいいんじゃない?」




「あ、でも片づけてないんで…」




「いいのよ、そのぐらい!」




「すいません、じゃあ…ごちそうさまでした。」



俺たちは2人に挨拶して
玄関まで行った



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