
チョコレート
第2章 新しい恋
陸斗side
そう言ってあやはすでに
泣きそうな顔で話始めた。
「元彼の家に行った時にね、急に元彼の友達と元彼が一緒になって私のこと襲おうとしてきて…」
俺は話しながら少し震えてるあやの手を握った
一瞬びっくりしたようだったけどそのまま話しを続けた。
「私怖くて、なんとか逃げだしたんだけど。その日からやっぱり信じれなくなって、でも好きだったから…」
「うん」
「別れようって言えなくて…でも、あの屋上の日に‘好きな子できた。あんな事で逃げない子’って言われたの。」
「…」
「まず、そんな事されてすぐに別れない私って馬鹿だよね~」
泣いてるくせに
強がって笑うあやを見て、
いてもたっても
いられなくなった俺は
あやを抱きしめた。
