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チョコレート

第2章 新しい恋


彩side




「り、りく?」





突然陸に抱きしめられた。






その腕がなんだか
優しくて、




もっと泣いてしまいそうになる





「笑わなくていい」






「え?」






「泣きたいときはちゃんと泣け。無理すんな」






その言葉を聞いた途端
たくさんの涙が流れた。





本当は誰かに言いたかった。



でも、
誰にも言えなかった。





陸は何も言わず
泣いてる間ずっと、
抱きしめてくれていた。






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