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チョコレート

第14章 花火

「子どもなめんなよ」



「なんだそれっ」



あははっと陸が笑う





お店の人から
いちごアメをもらって
食べながらまた歩き始めた

手を繋がず。


「てか、おごってくれてありがとう。」



「いいえ」






「そう言えばさ、祐樹くんどうだった?」



「あぁ、多分好きだわ」




「本当に!?良かった~」



「後はそれに気づくのを待つだけだな」



「一番感じんなとこ」



「だな」




串に三個刺さってた
いちごアメはすぐに
食べ終わった


ゴミ箱、ゴミ箱…



キョロキョロ辺りを
見てるうちに
陸を見失った




「ヤバ…りく…」


どこ?

人が多くてわかんない




「イタッ」



知らない人に足を踏まれた



謝ってよ…



とりあえず前に進んでみよう
としたとき、手首をつかまれた



「彩!」



「あ、良かった~」


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