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チョコレート

第15章 本当は



そう思うと
急に悲しくなってきた



「彩ちゃん泣いてんの!?」


私の顔を見て
びっくりする祐樹くん



「…ぅっ…また、会える?」




「うん、会いに行く。」



「涼、そろそろ。」

涼くんのお母さんが言った




「じゃあ…またな。」




涼くんは後部座席の
ドアに手をかける



「あ、忘れてた」


そう言って私の前に
また戻ってきた



「どうしたの?」




涼くんは私に近寄り



チュッ

「!」




「お前っ!」




「じゃあね♪」



涼くんは車に乗り込み
行ってしまった。










き、キスされた…。



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