
チョコレート
第2章 新しい恋
「なんかすっきりした!」
「そ、良かった。」
陸のおかげで
モヤモヤしたものが
無くなったような気がした
「てか、優衣遅過ぎ!」
「あ、教室帰るって言ってた」
「え?優衣が?」
「うん、ここ来るとき会った」
これ絶対後でなんか
言ってくるよ
昨日あんな事言ってたし
付き合えばとか。
…
陸と付き合う…
「って何考えてんの私!」
「は?1人で何言ってんだよ」
「あ、」
思ってること
口に出しちゃった…
1人で焦っていると
携帯がなった
「あ、隼人だ」
弟からだった
「もしもし?」
「彩姉、お金貸して~」
「なんで?」
「忘れた、昼飯買えない」
「ごめんお金教室」
「え~」
教室行くの面倒くさい
困っていると
陸が話しかけてきた
「男?」
「あ、弟」
「あ、弟か。俺今金持ってるけど」
「あ、教室で返すから借りていい?」
「おぉ」
「彩姉?」
「あ、隼人屋上来て」
それだけ伝えて電話を切った。
