チョコレート
第2章 新しい恋
次の日の学校も
全然身が入らない
今の授業も全然
耳に入らない
陸斗のこと
翔にキスされたこと
好きだと言われたこと
全部が突然で…
「…なせ、七瀬!」
「え、あ、はい」
先生に名前を呼ばれた
「どうした、気分でも悪いのか」
いつも真面目に
聞いてるからか
先生が心配そうに言った
「あ、いや…保健室、行ってきます」
「あぁ、そうしなさい」
すこし落ち着こう。
教室を出て
保健室に来た
ガラガラ
「優子先生~」
「あら、七瀬さん。」
保健室の先生は
20代後半の優しい先生
生徒の相談も
乗ってくれたり
体調が悪くなくても
ズルでなければ
ベッドも貸してくれる。
「ベッドいい?」
「何か悩み事?良いわよ」
「ありがと先生」
「あ、でも1時間だけよ」
優しいけど
そう言うとこは
ちゃんとしてる先生。
だから生徒にも
好かれてる。
私は返事をして
ベッドに横になった。