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チョコレート

第3章 すれ違い

彩side


放課後
靴箱でローファーに
履き替える



「じゃあたし用事あるから先帰るね!」



「わかった」



「あ、夜電話する」



優衣はそう言って
走って帰って言った







あ~そう言えば
携帯机の中だ



最悪~



また4階まで
上がんなきゃ…





私は教室まで来た


「あったあった」



机から携帯を取る




帰ろうとした時


誰かが教室に入ってきた






「あ、」



陸斗だった




向こうも私に気づいた




「あや…」





「バ、バイバイ」




「ちょ、あや!」




教室を出て
学校の外まで走った






「はぁ…はぁ…」





ダメだ…




本当は



喋りたい



一緒に笑ったりしたい





関わらないなんて



無理だよ。



友達でもいいから


一緒にいたいよ…





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