チョコレート
第1章 出会いは屋上
私は元彼を無視して走った
「はぁ…はぁ…」
近くの公園に着き、
ベンチに座る。
「はぁ…未練がましい自分がヤダ。」
あー涙出てくる。
「もしかしてあれ元彼?」
「え?陸斗…」
陸斗は軽く息が乱れていた。
追いかけて来てくれたのかな
「そうだよ。」
「泣き虫。」
陸斗は私の横に座った
「泣き虫じゃない。偶然泣いてるとこに現れてるだけじゃん」
「まぁな」
…
って気まずいよ!
「なぁ、ちょっと付き合え」
「はぁ?」
腕を掴まれ強引に引っ張られた
「ちょっとどこ行くのよ!」
私なんか完全無視でどんどん進んでいく陸斗。
「ここ」