ホストに恋
第23章 23
「翔太…」
「タクヤ、ごめんな、俺店やめるよ…お前を悲しませたくない。」
「翔太…」
「タクヤ…瀬戸から聞いた。泣いてたって」
「……瀬戸に何もされなかった?」
「蹴りいれられた。」
「瀬戸らしいな」
拓哉が笑った
「タクヤ…」
「翔太、入って、ご飯食べよ」
「タクヤ…うん」
「座ってて、作るから、」
「手伝うよ。」
二人で煮込みうどんを作って食べた
「翔太…」
ぎゅ…
拓哉から抱きついてきた
「俺…だけ、見てて…ほ…し」
顔を赤くさせ拓哉がつぶやく
「タクヤ…今、なんて」
「何でも…ない」
後ろを向いた拓哉
ぎゅ~
翔太が後ろから抱きしめる
「タクヤしか、見えない。タクヤだけ愛してる。俺にわお前が必要だ」
「ほんと?」
「あぁ、タクヤだけいたらいい。お前がいたら何もいらない」
ちゅ…チュクチュク…レロ
深い深いキス
そして朝までただ
拓哉を抱きしめて 眠った
「おはよ…」
「おはよ…」
幸せを噛みしめ合う二人がいた。